2019年9月1日(日)0:00におこなわれた2019-20ラリーガ第3節オサスナ対バルセロナの試合のレビューを書いていきたいと思います。
メッシ、スアレス、デンベレといったFW主力陣がいない中で不安が残る試合でしたが、前節グリーズマンの2得点を始めとして5得点決め今季初勝利をおさめたバルセロナ。
今節もほぼ変わらないメンバーで臨んだバルセロナでしたが、結果どうなったでしょうか!?
バルセロナのスターティングイレブン
👥 XI
⚽️ #OsasunaBarça
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🔵🔴 Força Barça! pic.twitter.com/EKfjiClMJQ— FC Barcelona (@FCBarcelona) August 31, 2019
■GK
背番号1:テア・シュテーゲン
■DF
背番号2:ネルソン・セメド
背番号3:ジュラール・ピケ
背番号18:ジョルディ・アルバ
背番号15:ラングレ
■MF
背番号21:フレンキー・デ・ヨング
背番号20:セルジ・ロベルト
背番号5:セルヒオ・ブスケツ
■FW
背番号12:ラフィーニャ
背番号17:アントワーヌ・グリーズマン
背番号27:カルレス・ペレス
スターティングイレブンは前節のベティス戦から変更はありませんでした。
個人的にはアルトゥールを使ってほしかったですが、前節特に失敗したこともなかったのでこれで良かったでしょうか。
試合ダイジェスト
前半
前半6分、オサスナは右サイドからのクロスにロベルト・トーレスがピンポイントボレーで合わせオサスナ早くも先制ゴール!
オサスナ1-0バルセロナ
今季ここまで1勝1分で臨んだオサスナですが、戦力で言えばバルセロナよりも格下と言っても過言ではないでしょう。
しかし、オサスナはバルセロナに対して引いて守ることはせず、前に出てボールを奪いにいく動きを取ります。
前半からこの運動量で最後までもつのか、という程の動きを見せ早い段階でボールを奪いまくります!
バルセロナは守備に人数が足りない場面も見られました。
印象的なのはオサスナの先制ゴールの場面。
ゴールを決めたロベルト・トーレス選手がドフリーになっており、誰もトーレス選手を見てはいませんでした。
カルレス・ペレスはペナルティエリアのギリギリ外にいましたが、ここまで戻るのであれば見ないといけないのはゴールを決めたロベルトトーレスだったのかなと思い、中途半端なディフェンスをしていたと言わざるを得ないかなと。
バルセロナはかなかな前線までボールを運べずシュートまで持っていくことは出来ず、オサスナの早い段階でのプレスに苦戦したまま前半は終了しました。
後半
後半はネルソン・セメドに代え16歳のアンス・ファティを投入するという思い切った采配を見せる。
セルジ・ロベルトがDFになり流動的にポジショニングが変わります。
すると後半50分、右サイドカルレス・ペレスからのクロスを投入されたアンス・ファティが綺麗に頭で合わせゴール左下隅に叩き込みバルセロナ同点ゴール!
オサスナ1-1バルセロナ
そしてその直後、バルセロナはラフィーニャに代えアルトゥールを投入。
やっと来ました!!!
すると後半64分でした。
中盤でボールを持ったカルレス・ペレスがディフェンスを背負いアルトゥールにパス。
アルトゥールはそのまま、狙いすました技術あるシュートを放ちゴール!
オサスナ1-2バルセロナ
バルセロナは後半から投入されたアンス・ファティ、アルトゥールの2人結果と出し、バルデルデ監督の采配が見事に的中!
オサスナはリードを許すも、攻撃的なサッカーを続け後半81分にピケのハンドが取られPKを獲得!
これを冷静に決めオサスナ同点ゴール!
オサスナ2-2バルセロナ
その後バルセロナはデ・ヨングに代えビダルが投入されますが、スコアが動かずそのまま試合終了。
アウェイでのオサスナ戦は引き分けで勝ち点1を持って帰る結果となりました。
総括
2019-20シーズンが開幕してから、全ての試合で先制ゴールを許しているバルセロナ。
前半は特に中盤で奪われる場面が多く、前線まで運べない結果が続きます。
デ・ヨング、ブスケツ、セルジロベルトの3名での構成がこの2試合続いていますが、スタートからブスケツとデ・ヨングを同時に起用するのではなくもっと攻撃的なアルトゥールや、なんならBチームからリキ・プッチを起用しても面白いと思う。
そして、デ・ヨングをチームの戦術にフィットさせないといけませんが、やはり現時点ではブスケツのほうが相手チームを危機に陥れるようなパスを出しているので、試合の安定を狙うのであれば中盤3名の内1名はブスケツで確定でしょうか。
今節、グリーズマンは封じられてましたね。
ハイライト動画
※このサイト上では再生されませんので、動画リンク先のyoutubeでご覧ください!
スタッツ
ボール支配率:オサスナ25%-バルセロナ75%
シュート数:オサスナ15本ーバルセロナ8本
枠内シュート数:オサスナ5本ーバルセロナ4本
パス成功率:オサスナ62%-バルセロナ87%
この試合シュート数トップ5
1位:ロベルト・トーレス8本(オサスナ)
2位:ブランドン3本(オサスナ)
2位:カルレス・ペレス3本(バルセロナ)
4位:アンス・ファティ2本(バルセロナ)
5位:エセキエル・アビラ(オサスナ)他6名
この試合のボールタッチ数トップ5
1位:ラングレ114回(バルセロナ)
2位:ジョルディ・アルバ111回(バルセロナ)
3位:ジュラール・ピケ95回(バルセロナ)
4位:セルヒオ・ブスケツ94回(バルセロナ)
5位:フレンキー・デ・ヨング93回(バルセロナ)
上位がバルセロナのディフェンス陣ばかりというのがこの試合を象徴しております。
第3節対オサスナ戦の選手評価
今節からは海外サイト『WhoScored.com』の評価を引用しながら各試合を分析したいと思います。
前節までは自分の主観でやってましたが、こっちのデータに基づいた点数のほうが絶対に需要がありそうなので…笑
評価の目安
以上が点数の目安となり、この評価には自分の走りによって誰かをフリーにして得点に結びつけた等のオフザボール(ボールを持っていない時)の行動は加算されないようです。
この試合の評価点ベスト5
1位:FWロベルト・トーレス8.09点(オサスナ)
2位:MFアルトゥール7.98点(バルセロナ)
3位:DFペルビス・エストゥピニャン7.56点(オサスナ)
4位:FWカルレス・ペレス7.43点(バルセロナ)
5位:FWアンス・ファティ7.23点(バルセロナ)
この試合PK含め2得点を決めたロベルト・トーレス選手が1位となります。
バルセロナ選手の評価点ランキング
1位:アルトゥール 7.98点
2位:カルレス・ペレス 7.43点
3位:アンス・ファティ 7.23点
4位:ラングレ 7.15点
5位:フレンキー・デ・ヨング 6.72点
6位:グリーズマン 6.69点
7位:セルヒオ・ブスケツ 6.68点
8位:ジュラール・ピケ 6.64点
9位:テア・シュテーゲン 6.43点
10位:ラフィーニャ 6.31点
11位:セルジ・ロベルト 6.14点
12位:ビダル 6.10点
13位:ネルソン・セメド 6.04点
14位:ジョルディ・アルバ 6.03点
以上となります。
ボールタッチが多く評価点が低いジョルディアルバ等はミスが目立ったということでしょうか。
そしてカルレス・ペレスやアンス・ファティと言った下部組織の選手の評価が高いというのは、トップチームで戦っているメンバーとしては不甲斐ない結果であり、それがそのまま試合の結果として残ってしまったのではないでしょうか。
まとめ
この試合は正直バルセロナファンとしては、面白みに欠ける試合でした。
収穫と言えば、これから台頭してくるであろう弱冠16歳のアンス・ファティのプレイを長い時間見られたことでしょうか?
次節はホームカンプノウに戻り、昨シーズン4位の強豪バレンシアを迎えての一戦となります。
これまでの3試合とはレベルの違う相手であり、もっと完成させたチームを見せなければ勝利は難しくなると思います。
やはり、まだメッシに頼らざるを得ない部分があることは否定できません。
次節メッシ復活なるか!?